地域の魅力を伝えきれずに悩む自治体、観光協会様にとって、LINEは“新たな情報インフラ”になり得ます。今回は、ある地方観光協会様の事例をご紹介します。
タビーロードが、イベント後使用していなかった観光協会LINE公式アカウントの再構築と運用支援を行った結果、友だち数は1ヶ月で300人を突破、1年で4,328人の友達登録突破!2年半で14,394人達成し大幅に増加しました。
1. クライアント概要と課題
本事例のクライアントは、東北地方にある観光協会A様。
自然豊かで観光客も一定数いるが、観光客との情報発信のチャネルがWebサイトとInstagram、Facebook、チラシに限られており、「リアルタイムで届ける力」「観光客のデータの蓄積と分析」に課題を抱えていました。
特に、
- 地元住民へのイベント告知が届きにくい
- 観光客に旬の情報を届けるタイミングが合わない
といった悩みがありました。
2. タビーロードの支援内容
弊社では、以下のようなステップでLINE公式アカウントの導入・運用を支援しました。
- 放置アカウントを再利用:初期設定、プロフィール、エリアで使えるクーポン発行、リッチメニューで利便性の高い設計
- 登録キャンペーン:1年間地域で使える利用券が当たるキャンペーンの実施
- 配信設計:月1回の定期配信「観光情報」「グルメ」「最新情報」などを届ける。LINEVOOMを活用し定期的な投稿で流入を増やす
- 広告設計:キャンペーン実施時に友だち追加広告を実施し、ブーストをかける。(3ヶ月間)
- 導線強化:観光協会までのマップやInstagram、ホームページなどへ誘導リンクを配置
LINE導入の1年目の目的は「旬な情報をタイムリーに届けられる数を増やすこと」でした。
3. LINE導入による成果
1年間の運用で、以下のような成果が見られました。
指標 | Before | After(1年) |
---|---|---|
LINE友だち数 | 418人 | 4,328人(+3,910) |
利用券利用者 | 当選者:30名 | 利用者:20名 |
配信開封率 | ― | 平均63.5% |
観光協会・加盟施設様の声 | 「LINEを見て来た観光客や問い合わせが増えた」「クーポンを利用して店舗を訪れる人が増えた」 |
4. 現場の反応と今後の展望
観光協会の担当者様からは、次のようなお声をいただきました。
「Webやチラシでは届かない層にもLINEは効果的でした。50代以上の方の登録が多く地元の方々も登録してくれて、想像以上の反響です。」
現在で3年目の運用になり、14,000人達成したので「LINEを維持しつつその他Web施策に注力し、さらなる認知拡大を狙うプロジェクト」が進行中です。
5. おわりに|LINEで地域の魅力をもっと伝えませんか?
この事例は、「LINEを導入すれば即効果が出る」というよりも、地道な工夫と設計があってこそ成果に繋がることを示しています。
タビーロードでは、観光協会様や自治体、宿泊施設様向けにLINE公式アカウントの導入から運用まで、実務ベースで伴走支援を行っています。